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【3/8最新情報更新】〜JALが本格参入するLCC「T.B.L」(現「ZIP AIR」)とは〜

 

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https://www.traicy.com/20190308-zipair_route

2018年、5月14日。

JALのプレスリリースにてこんな発表があった。

 

「JAL、中距離国際線LCCを設立を決定」

 

press.jal.co.jp

 

 

名前は「ZIP AIR」(2019年3月更新)

 

おお、ついにか。

という感想。

 

いわゆるLCC市場ってのは「ピーチ」が代表格でもあるように、日本では小型機・短距離路線というのは成長してきていた。

 

だが、まだ日本には「中距離LCC」がなかった。そこについに大手が参入してきた。という感覚。

 

そんな「ZIPAIR」の情報を随時更新していこうと思う。

 

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【3/8更新】就航路線決定!!

3/8、ついに就航路線先が発表された。

2020年夏の第1弾路線として、

・東京/成田〜ソウル/仁川

・東京/成田〜バンコク/スワンナプーム

へ就航が決定!

 

横9列の機材はB787-8を使用する。

 

東南アジアは比較的予想はできましたが、韓国への就航は個人的には大きなニュースになりました。

 

欧米・北米路線も視野に

国際線のみのLCCという唯一の位置である「ZIPAIR」

他社は国内・国際線双方を運行しているが、特に国際線に関してはほとんどが飛行時間5時間以内の比較的近距離国際線を主流としている。理由としては「機材」が挙げられる。ジェットスター・ピーチ・バニラエア ・エアアジアジャパンは主に使用されている機材は「A320」という小型機が多く、飛行時間がそこまで長くできないためだ。

 

しかし、JAL直下の「ZIPAIR」は機材にB787-8を使用する。

つまり他社と比べて中〜長距離にも対応できるのが強みだ。

ZIPAIRはこの強みを生かし、「北米」も視野にあると発表。ここで他社と差別化を図りたいとする。

 

太平洋上の運航には「ETOPS」という信頼性認定の取得が必要になる。

ETOPSというのは、洋上でエンジンが1つ故障した際に、残りのエンジンで最寄りの空港に規定時間以内に着陸できるルートで飛行できる許可のこと。

この取得のためにまずはバンコク・ソウルの2つの路線で実績を伸ばしたいとしている。

北米路線には早くも2021年には就航したい。その後は欧米・ヨーロッパへの就航も目指したい」と意気込みを語っている。

 

【2/27更新】正式会社名は「ZIPAIR」に決定か

26日の朝に「会社正式名称」がスクープされたと記事があった。

www.traicy.com

 

名前は「ZIP AIR」

これは、同社が取得したドメイン名から判明したもの。

正式社名は3月上旬に公表するとJAL・TBLが予定しているので、このタイミングでのドメイン取得から「ZIP AIR」で間違い無いのではと思われる。

 

どんな会社なのか

「TBL」(現 ZIPAIR)はJALが5月に設立を発表し、今年7月に誕生した「中距離国際線LCC」会社。

 

JALが100%出資するため、連結子会社という位置付けであり、本社は成田空港内のJAL成田オペレーションセンター内に設けられる。

 

2020年夏をメドに、成田空港から中距離線として運行を開始する

 

会社名はまだ(準備会社)なので「To Be Launched」(立ち上げ)の頭文字から取られている。

 

 

使用機材はB787-8、初めは2機から

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https://blogs.yahoo.co.jp/amg_cl_65/22940041.html

新会社「ZIPAIR」では、国内LCC会社では初となる、B787を運行機材として決定。

海外の中距離LCCである、ジェットスターやスクートなどではすでに運用されている787。中距離では性能やサイズもジャストなのかもしれない。

また、本家JALは2019年より、A350を導入する。それにより787をLCCに回せるためこの機材選定になったのではとも考えられる。

何れにせよ、787という最新機をLCCに持ってくるというのは「強み」になりえる。

 

 

ただし、いい面ばかりだけではない。

LCC路線で主流であるB737やA320などとは整備コストが格段に違う。

B737やA320は中国やシンガポールなど日本の近くに整備できるところが多く存在するが、787は多くはない。

いかに、安全に。かつ、効率的に787で中距離を飛ばすかを新たに作り上げていくのは未知な世界であり、慎重にスタートを切るため、2020年の運行は787を2機のみと決定。

 

「1年に2機ずつ、慎重に増やしていく」

そうすることで、確実に少しずつ実績を上げていきたいとしている。

 

 

エコノミーは横9列、上級クラスは検討

座席配置に関して、本家JALは横8列なのに対し、ZIPAIRでは横9列を採用すると決定。

横9列は世界的に主流であり、ANAの787も同じ横配列にしている。

 

上級クラスについてはまだ検討中で、「エコノミーよりも多く面積が必要なため、どの配置が1番効率的かを検討中」だそう。

 

座席のピッチや、モニターなどの機内サービスについては2019年4月ごろに発表とのこと。

 

どこへ飛ぶのか

(3/8 第1弾就航先として、成田〜仁川、成田〜バンコク/スワンナプーム線が開設されることが決定しました。)

 

 

まず考えられるのは、2機で運行をスタートするということからまず10時間以上のフライトはないだろう。

 6〜8時間のフライトの国になるだろうと予想できる。

 

ここで第1候補に上がってくるのはバンコク・シンガポール・クアラルンプールあたりの東南アジアで比較的大きいところ。

いずれもその国から日本へLCCが乗り入れている背景がある。例えばマレーシアからは「エアアジア」、シンガポールからは「スクート」など。

この面から需要予想は立てやすいのだとか。

また、「日本の会社に乗りたい」という相互の国の顧客層がこの就航でシフトしてくる可能性もある。

やはり「東南アジア」は1番考えやすいのではないだろうか。

 

もう1つ考えられるのは「ハワイ」

ANAが総2階建ての超大型機A380で来年より運行するなど、相変わらずの競争激化路線であるハワイ。

この大人気路線にLCC価格の日系路線が誕生すれば、確かに大きなインパクトを与えられるかもしれない。

 

また、本家JALはハワイアン航空との提携に向け申請も出していることから「ハワイ」路線への就航も視野なのではとも考えられる。

 

 

ジェットスターと連携

このZIPAIRに関して、LCC大手「ジェットスター」と協業を向けた話し合いをスタートさせていることがわかった。

 

ジェットスターでは本国オーストラリアからB787を使って、ハワイやバリ、バンコク・シンガポールなど中距離便を運行しており、また各便で利益も上げているためそのノウハウを提供できるメリットがある。

 

また、ジェットスターグループのパイロットなどの乗務員の活用も考えられる。

今回のTBLのパイロット募集は、JALの破綻後初となる「経験者採用」で募集する。

ここでジェットスターグループのパイロットを活用できればかなりのメリットになる。

 

最後に、コードシェアなどによる乗り継ぎの利便性アップによる双方へもメリット拡大に向けた協議。

TBLを利用して海外からやってきた旅行客を成田発着のジェットスタージャパンにうまく流動させれば両者にメリットが生まれる。

逆に日本の地方民の方々がジェットスタージャパンに乗って成田へ、そこからTBLで海外へ。というモデルも実現できる可能性もある。

 

 

ライバル「ANA」の動向は

ではライバル「ANA」はどうなのか。

ANAホールディングスは、傘下のLCCの「ピーチ」と「バニラ・エア」を経営統合しアジア路線を拡大すると発表。

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https://www.lmaga.jp/news/2018/09/47942/

 

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https://hokkaido-labo.com/hakodate-vanillaair-16743

 

激化するLCC競争に打ち勝つため、また2020年東京五輪のインバウンド需要に向け、中距離海外路線に進出することを決定。

先進国へはANAが担当、新興国へはピーチ・バニラ・エアが担当するという役割分担をするような形をとる。

 

国内2位・3位のLCC会社の統合により1位になることはもちろん。

また関西空港拠点のピーチと、成田拠点のバニラ・エア。つまり路線の重複がほとんどない。ということは統合されれば、ピーチの上にバニラ・エアがそのまま上乗せされる形になるため非常に合理的とも言える。

 

今後はFSC競争に加え、LCCな面でも、ANAとJALの競争が激化すると見込まれる。

 

まとめ

今、まさに日本の空は大きく変わろうとしていると言えるでしょう。

FSCの競争に加えLCC競争が激化。

しかもその構図はLCC単独競争ではなく、どちらの背後にも日本のFSCであるJAL・ANAがつくという形。

 

2020年の東京五輪によるインバウンド需要の増加や、海外LCCによる日本への参入により、さらに激化するLCC界は今後も注目していきたいと思う。

 

 

また、TBLに関して新たな情報を発見・発表されれば、この記事でも随時更新していこうと思う。