#旅・空・撮

理系量産型学生が、旅行のコト、空のコト、カメラのコト、たまに雑記を書くブログ!

〜平成とともに去るもう一つのもの〜

来たる19年3月末をもって、我が国の「平成」は終わります。

 

平成は「平和」であり、多くの「災害」が起こり、インターネット社会が進化した「情報社会」であり、様々な出来事や革新があった時代だと思います。

 

そんな「平成」が終わり、新たな時代が幕を明けるわけですが、実は人知れず「平成」とともに姿を消すものがいます。

 

「ジャンボジェット」です。(正確にはB747-400)

f:id:ksssiiia:20190214012151j:plain

https://mainichi.jp/articles/20180112/k00/00m/040/111000c

3月末、日本の要人たちを世界へと運ぶ大仕事を果たしてきたB747型政府専用機が退役します。

この退役をもって、国内全てのB747-4型ジャンボジェットが退役するのです。

 

実は先日の2/12。日本最後の民間保有B747-400機がひっそりと退役しました。

f:id:ksssiiia:20190214012703j:plain

日本貨物航空が所有するB747-4F(JA05KZ)です。

この機が退役したことで、国内のB747-4は政府専用機を残すのみとなりました。

 

 

ボーイング747という機体は、かつて大富豪の乗り物だった「飛行機」というものを一般庶民の身近な存在にした、いわば革命機。

世界で初めてワイドボディを採用し、一度に400名以上を運べるキャパは他に追随する者は無く、航空常識を一気に塗り替えた立役者でした。

その中でもB747-400機は「ハイテクジャンボ」と言われ、当時の最新低燃費エンジンを採用、空力改善、航空機関士を必要としない2人乗務機への変更を行い、今では当たり前の「長距離国際線」を一般大衆化した機体です。

f:id:ksssiiia:20190214014422j:plain

https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Boeing_747-200_(JAL)_01.jpg

f:id:ksssiiia:20190214014514j:plain

https://www.aviationwire.jp/archives/34584

かつてのJAL・ANAもB747を運行しており、日本国のジャンボ保有数は一時世界で一番多く、「ジャンボ王国」と言われるほどに。B747は日本の空で大活躍していました。

 この超大型機「ジャンボジェット」が、日本の観光化時代の礎を築いたと言っても過言ではありません。

大量の座席数のおかげで運賃は低下価格化、今では当たり前のリーズナブルなパッケージツアーなどの旅行商品が広く流通したのもこのジャンボのおかげとも言えます。

 

 

しかし、バブル経済の崩壊や環境への関心から、B747の時代は下り坂を迎えることになります。

次世代双発機「B767・777」の登場です。

f:id:ksssiiia:20190214020529j:plain

https://news.mynavi.jp/article/jal-9/

小型機の直径ほどもある大きなエンジンの登場で、従来にはなかった推進力と効率性を実現。燃費の良さに加え、騒音や排出ガスの低減にも成功。時代は双発機時代へと移り変わってゆきます。

 

そして、777の進化は止まることを知らず、さらにロング化したB777-300の登場や、エンジンの大型化により航続距離がアップしたER型の登場により、いつしかジャンボジェット時代は終わりを告げることになります。

 

そして2011年にはJALのジャンボジェット機が、2014年にはANAのジャンボジェット機が退役することになります。日系エアラインでジャンボに乗ることはできなくなりました。

 

そして旅客用ではなくとも、貨物用として現役を続けていた日本貨物航空のB747-400もついに2019年をもって退役。民間保有のB747-400は全て日本の空を卒業することになりました。

 

退役した機体は海外の企業が買い取り、現在も違う形で運行されているものもあるそうです。今回退役した日本貨物航空のB747-400も違う貨物企業の機体として新たに使われる可能性もあります。

 

日本の空を作り上げた「B747-400」

素晴らしい功績を残し、「ジャンボジェット」で親しまれた機体です。

3月に退役する日本最後のB747-400政府専用機がスクラップになるのは何か心寂しい気持ちがあります。

 

どうにかあの姿のまま残すことはできないのかなぁ、と考えてしまうものですね。