花咲線沿いをひたすら車で走る旅の後半戦。
ボクは浜中町を目指して走っていた。
浜中町とは釧路よりもより東側。根室側に位置する。釧路湿原に並ぶ湿原「霧多布湿原」を有する町だ。
調べたところどうやらルパンの作者のモンキーパンチの出身地らしい。
なるほど。だからルパンの看板がいっぱい立ってるわけだ、、
あと、ハーゲンダッツで使われている牛乳はこの町で生産されているものらしい。
どこかのお店でその牛乳で作られたソフトクリームが食べられるそうだ。これはこれでいつか行きたい。
「霧多布湿原」と名付けられる意味がここに来てわかった。
漢字の通りだ。霧が多い。
釧路はとてつもなく晴れていたというのに、こっちに来た途端一面真っ白と化した。
初めての北海道ビギナードライバーには恐ろしく怖い。
(車を止めてスマホで撮影。撮影前まで真っ白で何も見えなくて怖くて駐車した)
せっかくの海沿い絶景ポイントを走ったのだが、これでは何も見えない。
そのまま山側へ戻ることに。目指すは浜中町になる「茶内駅」
別にこの駅になにか目的があるわけでもなんでもない。ちょうど帰り道沿いにあるからという理由だけで選んだ。
海沿いから走って30分ほど。駅に到着。
茶内駅。
ここはどうやら単線列車がすれ違いする駅らしい。ホームは2つある。
相変わらずのサッポロフォント。
田舎フォントは心に滲みる、、
ここは「おぼろ駅」とは違ってちゃんとした木造の駅舎がある。
その待合室へ踏み入れる。
おぼろ駅のようなプレハブ駅舎の冷たい寂しさとは違って、どこか温かみのある寂しさを感じる待合室だった。
X100Vの好きなところ。窓から差し込む光と影の表現がたまらない。
そーいえば。
この駅にもこのノートがあった。
「駅ノート」
ここの駅ノートは「ルパンノート」と名付けられていたのが可愛い。
あと、「ルパングッズ」を「ルパングッツ」と書いているもう1冊も心をくすぐられる。なんだそのミス。最高じゃないか。。
Twitterでこのノートのことを呟いたところ、北海道以外のローカル線にもあることがわかった。こういう心温まるローカルならではの風景ってすごくイイ。今後も無くなさないで欲しいな、。
旅も終わり。
ローカル線の駅巡り旅はずっと心温まる場面ばかりだったようにも思う。
今度こそ、車ではなくちゃんと列車に乗って花咲線それぞれの駅を巡りたい。
車内の風景もこのカメラで撮影したい。
北海道。
大自然に注目が行きがちだけど、ボクはあえて普段の風景を魅力的に撮影して発信していきたいと思う。これがボクの新しいブログのコンセプトの1つだ。
次はどこを撮ろうかな〜〜
おしまい